ダービーで打倒エフフォーリアの一番手か。シャフリヤールは「もっとよくなる」
2021年クラシック候補たち
第18回:シャフリヤール
3歳牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)は、2番人気のエフフォーリアが完勝。無傷の4連勝で戴冠を果たし、続くGI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)に向けては"一強"といった様相にある。
だが、皐月賞をスキップした面々の中に、虎視眈々と「打倒エフフォーリア」を狙っている馬がいる。栗東トレセンの藤原英昭厩舎に所属するシャフリヤール(牡3歳/父ディープインパクト)である。
「打倒エフフォーリア」を狙うシャフリヤール 2017年の皐月賞、2019年のGI大阪杯(阪神・芝2000m)を制したアルアインを兄に持つ良血で、デビュー前から注目度の高かった一頭。昨秋のデビュー戦(10月25日/京都・芝1800m)では、1番人気に応えてきっちり勝利を飾った。
そして、2戦目にはすかさず重賞のGIII共同通信杯(2月14日/東京・芝1800m)に挑戦。道中は中団やや後方に位置し、直線に入って大外から末脚を伸ばしたが、先に抜け出して快勝したエフフォーリア、2着ヴィクティファルスには及ばず、3着に終わった。
それでも、キャリア一戦の身としては、まずまずのレースを披露。GI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)2着のステラヴェローチェには先着し、地力の高さを示した。
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