堤礼実アナが魅了されているソダシ。「争奪戦」に参戦もあえなく完敗 (2ページ目)
さて、今年も春のGIシリーズがスタート。名勝負が繰り広げられています。
大阪杯では、昨年無敗の三冠馬となった1番人気コントレイルが3着。その一方で、牝馬のレイパパレが無敗でGI初勝利を飾りました。「競馬に絶対はないんだな」ということを、改めて感じたレースとなりました。
それにしても、勝ったレイパパレは強かったですね。私は自分と同じ「レイ」がつく名前の馬に自然と注目してしまうのですが、レイパパレもその1頭。コントレイルが負けてしまったのは残念でしたが、"レイつながり"の馬がGIを勝ったことは、素直にうれしかったです。まだ4歳馬ですし、もっともっと強くなってほしいと思っています。
最近は、無敗で大きなレースを制する馬が次々に誕生しています。競馬歴が浅い私は、昔と比較することはできませんが、感覚的には「また無敗馬!?」という印象が強いです。
ともあれ、「無敗」という形容詞からは、それだけで単純に"強い"ということが伝わってきます。どこまで"無敗"でいけるかは、わかりやすい注目ポイントのひとつになりますよね。
レイパパレも、鞍上の川田将雅騎手が好調ですから、馬だけでなく、コンビとしてどれだけ強くなるのか、とても楽しみです。
無敗の牝馬と言えば、白毛の活躍馬として脚光を浴びているソダシが、無敗のまま桜花賞を制しました。
この連載を読んでくださっているみなさんはすでにご存じかと思いますが、私は性格的に物事を疑ってかかるタイプ。桜花賞もいつもの"悪い癖"で、ソダシの強さを疑いつつ見ていました(苦笑)。
しかし、パドックでもソダシの状態はよさそうだという解説がありましたし、何かやってくれそうな気配がプンプン漂っていました。実際、レースが始まってからも、スタートからゴールまで終始安定した走りで、まったく危なげありませんでした。
そして、白くきれいな馬体がゴール板を真っ先に通過した瞬間思ったことは、ただひとつ。「やっぱりスターだな~」と。
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