2021.05.06

NHKマイルCはキズナ産駒3頭に注目。血統的ジンクスに当てはまらない馬で勝負

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 5月9日、東京競馬場でGⅠNHKマイルC(芝1600m)が行なわれる。

 このレースは近年、波乱の結果に終わることが多く、昨年は9番人気(単勝2960円)のラウダシオンが勝利し、2019年は14番人気のケイデンスコールが2着。2018年は6番人気のケイアイノーテックが勝利して9番人気のレッドヴェイロンが3着。2017年は13番人気のリエノテソーロが2着。3連複は5年連続で万馬券、3連単は4年連続で10万馬券になっている。

前走のGⅡニュージーランドTを勝利したバスラットレオン前走のGⅡニュージーランドTを勝利したバスラットレオン  この「東京/芝1600m」という条件では、ほかにもGⅠのヴィクトリアマイル、安田記念など多くのレースが行なわれている。それらのレースを含めた過去のデータを基に展望を進めていこう。

 約15年を遡って「東京/芝1600m」重賞の種牡馬別成績を見ると、もっとも多い勝利数を挙げているのがディープインパクトで、22勝(203戦)、勝率10.8%。2位のクロフネ、ハーツクライ、タニノギムレットの7勝に大きな差をつけている。

 意外にも不振なのがキングカメハメハで、3勝(82戦)、勝率3.7%。次代のリーディングサイアーを狙うロードカナロア(父キングカメハメハ)も、まだ出走数が少ないとはいえ1勝(21戦)、勝率4.8%と芳しくない成績だ。今年のキングカメハメハ産駒はホウオウアマゾン、ロードカナロア産駒はタイムトゥヘヴン、リッケンバッカー、ヴェイルネビュラが登録している。

 NHKマイルCはこれまで25回と、GⅠの中では比較的歴史が浅いレースだが、血統的傾向はわかりやすいものがいくつかある。

 現役の産駒がいる種牡馬の中では、ダイワメジャー産駒が3勝、クロフネとディープインパクト産駒が2勝している(今年はダイワメジャーとクロフネの産駒は登録なし)。