2021.03.06

弥生賞のダノンザキッドは絶対か。「否」と言う穴党記者が推す伏兵2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 3歳牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(中山・芝2000m)と同じ条件で行なわれる前哨戦、GII弥生賞ディープインパクト記念(中山・芝2000m)が3月7日に行なわれる。同レースは、皐月賞に限らず、クラシック全般を占ううえでも重要な一戦となる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は4勝、2着2回、3着0回、着外4回。可もなく不可もなしといった印象で、堅く収まる時もあれば、極端に荒れる時もあるレースと言える。事実、2013年、2019年には3連単で45万円超えの高配当が生まれている。

 また、ここ最近は人気どおりに収まった時と波乱となった時とが交互に訪れている。そして昨年は、3連単の配当が1510円と非常に堅い決着となった。

 そうなると、今年は"荒れる"順番となるが、今回は断然人気が予想されるダノンザキッド(牡3歳)が出走。無傷の3連勝でGIホープフルS(12月26日/中山・芝2000m)を制して、ここでも付け入る隙はなさそう。現に中日スポーツの大野英樹記者はこう語る。

「ダノンザキッドは、ホープフルSでも若さを見せながら快勝。まだまだ奥がありそうです」

 ただし、大野記者はそう言いながら、ダノンザキッドを絶対的な存在とは見ていない。

「ホープフルSは勝ち時計が2分2秒8と地味な決着でした。しかも、ダノンザキッドの手前替えがうまくいっていない点も気になりました。本番は先、ということも考えれば、今回あたりは"綻び"が生まれる可能性があります」

 そう語る大野記者は、ダノンザキッドを脅かす候補として、外国産馬のゴールデンシロップ(牡3歳)を推奨する。

「前走の未勝利戦(2月14日/東京・芝1800m)でマークした勝ち時計1分46秒7は、同日のGIII共同通信杯の勝ち時計1分47秒6を大きく上回るものでした。それも、好位で行きたがるところを我慢させて、早めに抜け出しての勝利。あのレースができるのは、前哨戦において大きな武器となります」