若手ジョッキーの活躍に胸躍る堤礼実アナ。同時に抱く複雑な思い... (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 2連勝中だったとはいえ、粒ぞろいのメンバーがそろった重賞の舞台。勝つ可能性があるとは思いつつも、レース前は「正直、どうなんだろう?」という気持ちのほうが強かったですね。

 ところが蓋を開けてみたら、堂々たる重賞初制覇。手綱を取っていたのも、重賞初勝利となる3年目の菅原明良騎手でした。ゴール板を過ぎたあと、菅原騎手が何度も何度もガッツポーズを見せていたのが印象的でした。

 ああいう初々しい姿を見ていると、馬とジョッキーをコンビで応援したい気持ちが強くなりますよね。

 日経新春杯を制したショウリュウイクゾも強く印象に残った一頭です。鞍上は菅原騎手と同じく3年目の団野大成騎手。こちらも、人馬ともに重賞初勝利でした。

 強い勝ち方でしたし、まだまだ成長していきそうな気配を感じます。馬はもちろん、ジョッキーも含めて、これからどうなっていくのか、こちらも気になるコンビです。

 このあと、ショウリュウイクゾは阪神大賞典に向かうと聞いています。そうなると、その次は天皇賞・春でしょうか? また、カラテも次はダービー卿チャレンジトロフィーに向かうとか。すると、その後は安田記念ですよね。

 こうやって新たに成長してきた馬がGIに挑戦していくようになると、"スターホース"の誕生を期待したくなります。

 それにしても、こうして若いジョッキーが活躍するのはとてもうれしいのですが、一方で、そのジョッキーの方々が私よりも年下、というのは何だが複雑な気持ちです(苦笑)。

 先日、番組では競馬学校の卒業式の話題を取り上げましたが、今年騎手課程を卒業した"騎手の卵"たちは18歳~20歳。眩しいくらい初々しくて「私と10才近く差があるんですけど!?」と、その事実に驚愕するというか、かなり動転してしまいました(笑)。

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