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東京新聞杯でのオイシイ存在。過去の激走馬に酷似した3頭を見つけた (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 今年も伏兵の1頭といった評価だが、前々走のGII府中牝馬S(東京・芝1800m)では2着と好走している。過去の例からしても、逆襲の一発があっても不思議ではない。

 続いて注視したいのは、過去にGIで勝っている、あるいは連対実績がある馬である。人気、人気薄を問わず、このタイプの好走例が非常に多いからだ。

 2011年のスマイルジャック(5番人気1着)、2013年のトライアンフマーチ(4番人気3着)、2014年のホエールキャプチャ(8番人気1着)、2015年のアルフレード(9番人気2着)、2016年のスマートレイアー(5番人気1着)、2017年のエアスピネル(1番人気3着)、2018年のリスグラシュー(3番人気1着)とサトノアレス(5番人気2着)、2020年のプリモシーン(4番人気1着)とクリノガウディー(5番人気3着)らがそうだ。

 しかし今回、この例に合致する馬はいなかった。ただし、GIで馬券圏内(3着以内)に入った馬まで幅を広げてみると、カテドラル(牡5歳)とニシノデイジー(牡5歳)が候補に浮上する。カテドラルは3歳時にGINHKマイルC(東京・芝1600m)で、ニシノデイジーは2歳時にGIホープフルS(中山・芝2000m)で3着となっている。

 近走の実績から2頭とも上位人気は見込めず、穴馬候補としてオススメだが、どちらかに絞るなら、カテドラルを上に取りたい。

 実は、過去の例として挙げた馬たちを改めて見直してみると、GIで初めて勝利、もしくは2着になったあと、その後のレースで一度も馬券圏内に絡んでいない、という馬は皆無であることがわかった。

 そこで2頭の戦績を見てみると、カテドラルは昨夏のオープン特別で久しぶりの勝利を飾っているが、ニシノデイジーはホープフルS以降、一度も馬券圏内に絡んでいないのだ。地力があるのは認めても、ニシノデイジーをカテドラルほど強くは推せない。

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