多彩なメンバーが集結した根岸S。一発を期待するなら初ダートのGI馬 (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

 芝マイルのGI馬がフェブラリーS参戦を見据えて、根岸Sで初のダート戦に臨むというのは、昨年の覇者モズアスコットと同じ。ひと昔前までは、芝の実績馬がフェブラリーSに挑戦する際、同レースが初のダート戦というパターンが多かったのですが、それだとあまり結果が出ていませんでした。まずは、GIIIで適性を試してみるほうがいいかもしれません。

 肝心のステルヴィオですが、ダートが合うかどうかは、走ってみないとわからない面があるのは確かです。ともあれ、スタートが決まらなかった前走のGII阪神C(12月26日/阪神・芝1400m)こそ12着に敗れたものの、その能力に衰えは感じられません。

 モズアスコットと同様、東京コースにも実績があります。結果次第ではフェブラリーSに向かうようですが、最近は1400m以下の距離にこだわっているので、ダート適性があるとしたら、馬券的な狙い目になるのは一発目で、1400m戦の今回だと考えています。

 鞍上は横山武史騎手。昨年は22歳にして関東リーディングを獲得し、将来の美浦を、そして競馬界全体を背負っていくジョッキーになってくれるのではないか、と期待しています。

 ステルヴィオはノーザンファームのクラブ馬ですが、こういう馬のテン乗りの依頼が舞い込んでくるのは、関係者の間でも信頼され、ジョッキーとしての格が上がっている証拠です。まだ重賞は一度しか勝っていませんが、今年のうちにGIを勝つ機会が巡ってくるかもしれませんね。

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