2020.12.25

横山ルリカ、有馬記念の本命は?カギを握るのは「キセキ」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 思い返すと、昨年の有馬記念もアーモンドアイをマークした競馬で、少し早めに動いたため、すごく苦しい形になりながらも4着を確保。着順以上に価値のあるレースでした。今回は、その時に後ろからズバっと差してきたリスグラシューやサートゥルナーリアがいません。今年は牝馬の強い1年でしたが、最後は、牡馬と(クリストフ・)ルメールさん(フィエールマンに騎乗)に頑張ってもらいたいです。有馬記念は、ルメール騎手の複勝率が40%を超えますからね。

 クロノジェネシスについても、圧勝する可能性を秘めていると考えています。上がりがかかってこそ、より力を発揮するタイプだと思っていたので、前走の天皇賞・秋は良馬場でも切れて、アーモンドアイ、フィエールマンと接戦になり、正直びっくりしました。消耗戦となった宝塚記念は圧勝。有馬記念のレースの質は、天皇賞・秋より宝塚記念寄りになると思うので、いっそうパフォーマンスを上げてきそうです。

 初距離ですが、スタミナとパワーがあるので気にならないのかなと思います。あとは、好走パターンであるプラス体重、そして、内枠なら完璧ですね。軸として堅そうなので、競馬初心者の方に有馬記念は何を買うべきかと聞かれたら、クロノジェネシスをおすすめしたいです。

 データをみると、前走の天皇賞・秋を使っていた馬は、過去10年で14頭いて、上位は2着が2回だけ。一見、よくないように見えます。しかし、有馬記念で3番人気以内だった馬に限定すると3頭いて、2着2回と、着外は昨年9着に敗れたアーモンドアイだけです。力のある馬ならローテーションで馬券圏内に入る確率が高いんです。

 この2頭軸でいくか、どちらかを1頭軸でいくかはギリギリまで考えます。