横山ルリカが菊花賞の有力馬4頭を予想。気になる穴馬候補とは? (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

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 そして、人気にならなさそうですが、注目したいのがディープボンドです。この馬、人気と比較して着順が良く、実力もあると思うんです。GⅡ京都新聞杯(京都/芝2200m)では、古馬の3勝クラスを制したアドマイヤビルゴ(牡3歳)に勝っているので、間接的ですが古馬にも通用するほどの力がある。ダービーも一瞬見せ場を作りましたし、前走の神戸新聞杯でも差し馬が上位を占める中で、前で粘りました。

 コントレイルが1着有力ですが、2、3着は荒れそうな気もするので人気薄の馬もしっかり抑えたいと思います。せっかくコントレイルが勝っても馬券が当たらないのは嫌なんで(笑)。ダービーも今振り返ると"おいしい"配当でした。1強のレースって、「うわ〜、これは抑えてなかった!」っていう馬が来たりするじゃないですか。

 過去10年のデータを調べてみると、「前走で2勝クラスを勝った関西馬」が面白いです。遡りますと、2018年は10番人気のユーキャンスマイルが、17年は13番人気のポポカテペトルが3着。そこで今回は、前走で小牧特別(中京/芝2200m)を勝ったアリストテレス(牡3歳)と高雄特別(京都/芝2400m)を制したディアマンミノル(牡3歳)が面白いので相手に入れようと思っています。

 それから、松山弘平騎手が騎乗するレクセランス(牡3歳)。秋華賞はデアリングタクトで勝ちましたし、GⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)でも10番人気のアウィルアウェイで3着に突っ込んできました。「迷ったら買っておけ」ですね(笑)。レクセランス自身もデビューから3連勝した馬で、折り合いがつけられて距離が伸びることがプラスになるタイプかもしれません。純粋なスピード比べよりも持ち味を発揮できそうです。

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