必ず荒れる新潟記念。過去の穴パターンに完全マッチする3頭を狙え (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 いずれも、直近のレースで揮わず、人気を落していたが、それ以前にはオープンや重賞で勝っており、重賞で2、3着に入るような好走も見せていた。要は、重賞で勝ち負けできる底力が備わっていて、調子やレースの展開次第では、大駆けの可能性を秘めていたわけだ。

 このタイプも今年のメンバーの中に1頭いた。メートルダール(牡7歳)である。

 同馬は、2017年にGIII中日新聞杯(中京・芝2000m)を快勝。他にも、重賞で2、3着に入った実績が多数ある。しかし、ここ最近は不本意な結果が続いていて、掲示板に載るようなこともない。

 となれば、当然人気は得られないが、今回はGII目黒記念(7着。5月31日/東京・芝2500m)以来、およそ3カ月の休養を経てのレースとなる。その間、効果的なリフレッシュができて、少しでも状態が上がっていれば、久々に上位争いを演じてもおかしくない。それだけの力は秘めているはずだし、新潟記念におけるベテラン7歳馬の奮闘例が多いことを考えれば、無視できない存在だ。

 夏競馬が終わると、いよいよ秋競馬がスタート。GIシリーズはもちろん、その前哨戦など、注目レースが目白押しである。新潟記念はその軍資金を稼ぐ絶好のレースである。もしかすると、その手助けをしてくれる馬が、ここに挙げた3頭の中にいるかもしれない。

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