2020.07.11

ハイペース必至のプロキオンS。
決め手ある4頭が高配当を炸裂させる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ダート重賞のGIIIプロキオンS(阪神・ダート1400m)が7月12日に行なわれる。同レースは過去8年、中京競馬場で行なわれてきたが、今年は京都競馬場の改修工事などによるスケジュール変更で、10年ぶりに阪神競馬場で開催される。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着2回、3着4回、着外2回と、馬券圏内(3着以内)に入る確率は80%とまずまず。ただし、勝率は20%とパッとしない。

 その点について、日刊スポーツの太田尚樹記者は「GIIIなので、”本気度”がまちまちですから」と言う。要するに、ダートシーズンから外れた季節柄もあって、1番人気に推される実績馬ほど、”ここが勝負レースではない”ことが往々にしてある、ということだ。

 また、スポーツ報知の坂本達洋記者はこんな見解を示す。

「実績馬の場合は(重い)斤量を背負うことになる。そうしたことも、1番人気の勝率が低くなる傾向の一因となっているのではないでしょうか」

 では、そうした状況にあって、どういった馬が狙い目になるのか。坂本記者はこう分析する。

「過去10年で5勝を挙げている4歳馬は、今年も強力です。しかし今年は、人気が予想されるラプタス(せん4歳)やトップウイナー(牡4歳)らが積極策を取ると見られ、実績馬のサクセスエナジー(牡6歳)もハナ争いに加わってくると思われます。しかも、スピード比べの7ハロン戦ですから、スローになることは考えられません。そうなると、有力馬たちが作り出したハイペースを利して、意外な馬が突っ込んでくる可能性もあるのでは? と期待しています」