期待のディープ産駒レッドジェネシス。友道調教師も「いい走り」と強調 (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by AFLO

 こうして、父サンデーサイレンス同様、歴史的な大種牡馬となったディープインパクトだが、昨年7月に急逝。そのため、残り少なくなったディープ産駒への注目度は一段と増している。

 もちろん、今年デビューする2歳馬たちもそうだ。そして、この世代で話題のディープ産駒がまもなく初陣を迎える。

 栗東トレセンの友道康夫厩舎に所属するレッドジェネシス(牡2歳/父ディープインパクト)である。

 友道厩舎はこれまでに、ディープ産駒でGⅠ日本ダービー(東京・芝2400m)を2勝している(2016年マカヒキ、2018年ワグネリアン)。そのスタッフたちから、密かに期待されているのが、同馬だ。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「レッドジェネシスに対して、友道調教師は『キャンターでも動きはいいし、体に柔らかみがあり、いいバネをしている』と話していますね。気性面にも課題はなく、『加速するまでの反応に時間がかかることもあるけど、いい走り』と上々の手応えを得ているようです。助手の方も『乗り味がいい』とコメントしていますね」

 レッドジェンシスは、7月19日の2歳新馬(阪神・芝2000m)でデビューする予定。福永祐一騎手が鞍上を務める。

 なお、スタッフによれば、現時点の課題は「ゲート」だという。トラックマンが続ける。

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