2020.06.04

安田記念はアーモンドアイ以外で勝負。
超GⅠ級マイラーが成長している

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 6月7日、東京競馬場でGⅠ安田記念(芝1600m)が行なわれる。

昨年11月のマイルチャンピオンシップを制したインディチャンプ 11頭のGⅠ馬が登録する超豪華メンバーになった今年の安田記念。最大の注目は、前走のGⅠヴィクトリアマイル(東京/芝1600m)を4馬身差で圧勝し、GⅠ7勝目を飾ったアーモンドアイ(牝5歳/美浦・国枝栄厩舎)だろう。昨年3着に敗れたリベンジ戦でもあるが、今回は初めて中2週での競馬というのが最大のポイントになる。

 陣営が使ってくるからには不安がないと見ていると思うが、繊細な牝馬のこと。馬自身がリズムの変化に違和感を覚えて力を出せないことも十分に考えられる。今年はまだ1戦しかしていないが、3月末には、現地入りしながらレース6日前に中止が決まったドバイターフで使えずにそのまま戻ってくるなど、この春は順調に過ごしていたわけではない。断然1番人気だったGⅠ有馬記念(中山/芝2500m)で9着に敗れた例もあるだけに、実力ナンバーワンであることは認めつつも、今回はちょっと嫌ってみたい。

 アーモンドアイを嫌いたくなる理由は、ほかにも”超GⅠ級”のマイラーが揃っているということもある。まずはインディチャンプ(牡5歳/栗東・音無秀孝厩舎)。言わずと知れた昨年の勝ち馬で、昨年はGⅠマイルチャンピオンシップ(京都/芝1600m)も勝利して最優秀短距離馬に輝いた。