良血スカイグルーヴが「打倒・デアリングタクト」の一番手となるか (3ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

「初戦は逃げる形になりましたが、2戦目は2番手で折り合っていましたし、『操縦性には何ら問題はない』とのこと。もっと後ろから競馬をしてもいい、といった考えもあるみたいですよ。馬体もスラッとして、距離延長は歓迎のようです。

 心配な点を強いて挙げれば、馬体重が440㎏台と小さく、あまり調教で攻められないこと。強い負荷によって、馬体が減るのは避けたいですから。

 とはいえ、2戦目はプラス体重で出走。ことさら強い調教をしなくても、十分なパフォーマンスを発揮できることはわかっています。大きな不安材料にはならないでしょう」

 はたして、スカイグルーヴはフローラSでどんな走りを見せるのか。結果次第で、「打倒・デアリングタクト」の最右翼に浮上することは間違いない。

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