2020.04.17

皐月賞は過小評価の実力馬4頭に注目。
馬場次第でオイシすぎる結末も

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 3歳牡馬クラシックの初戦、GI皐月賞(中山・芝2000m)が4月19日に行なわれる。今年は、無敗のGI馬2頭をはじめ、重賞(地方交流重賞も含む)勝ち馬が計10頭と、豪華な顔触れがそろった。

 ただし、「コントレイル(牡3歳)とサリオス(牡3歳)の、無敗のGI馬2頭による『2強』、あるいは現在3連勝中のサトノフラッグ(牡3歳)を加えた『3強』といった様相でしょう」と言うのは、日刊スポーツの太田尚樹記者だ。

 この見方に、スポーツ報知の坂本達洋記者も同意。そして、こう語る。

「GI馬2頭は、ともに抜群のスピードと瞬発力が武器で、ライバルたちをねじ伏せる力を持っています。サトノフラッグもまた、名手オイシン・マーフィー騎手に『ダービーに出るような馬だと思うし、乗れることなら乗りたい』と言わしめるほどの器。しかも、GI馬2頭は距離が課題になりそうですが、サトノフラッグは『距離が延びてよさそう』という評判で、成長度では逆転まである、と踏んでいます。ということで、個人的には『2強』というより『3強』と見ています」

 そうは言っても、古くから”両雄並び立たず”は競馬の鉄則。まして「3強」がそろって上位を独占するようなことは、ほとんどない。さらに、皐月賞は過去5年で7番人気以上が3勝もしており、波乱の傾向にある。「3強」でそのまま決まる、と考えるのは危険だ。太田記者もこんな見解を示す。

「皐月賞における過去5年の1番人気の戦績は、1勝、2着0回、3着1回、着外3回と不振です。加えて、今年は週末が雨予報。たとえば、コントレイル陣営は『良馬場が理想』と公言していますから、馬場が悪化すれば、波乱となる可能性がますます高まると思います」