2020.02.28

阪急杯は、コースと血統が「ベストに近い」
遅咲き6歳馬に期待

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 3月1日、阪神競馬場でGⅢ阪急杯(芝1400m)が行なわれる。

 このレースは、3月29日に中京競馬場で行なわれるGⅠ高松宮記念(芝1200m)の前哨戦と位置づけられるレースで、過去10年では2013年ロードカナロア、2014年コパノリチャード、2019年ミスターメロディの3頭が、このレースをステップに高松宮記念を勝利している。

 今年のレースで筆者が注目するのは、オーストラリア産馬フィアーノロマーノ(牡6歳/栗東・高野友和)だ。

前走の阪神Cで好走したフィアーノロマーノ 同馬は昨年のGⅢダービー卿チャレンジトロフィー(中山/芝1200m)勝ち馬。3歳時の2017年1月の新馬戦(京都/芝1600m)を勝ち、大事に使われながら徐々に成長して、5歳で重賞初制覇を果たした。

 ダービー卿チャレンジトロフィー後、GⅠ安田記念(東京/芝1600m)は14着、GⅠマイルチャンピオンシップ(京都/芝1600m)は13着と大敗が続いた。だが、今回と同じ条件で行なわれた前走のGⅡ阪神C(阪神/芝1400m)は好内容だった。勝ったグランアレグリアには5馬身差をつけられたものの、中団追走から最後までしぶとく伸びて2着を確保した。

 阪神コースではこれまで3戦して2勝、2着1回。2018年のファイナルS(1600万下、芝1400m)では好位追走から楽々と抜け出し、2着に1馬身1/4差をつける完勝だった。3歳時にも芝1600m戦を勝利しており、この阪神/芝1400mはベストに近い条件と言えるだろう。