2019.11.02

穴党記者が占うみやこS。
王者インティに一発かますのはこの4頭だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 秋のGIシリーズがひと休みとなる今週、関西ではGIIIみやこS(11月3日/京都・ダート1800m)が行なわれる。同レースは、1カ月後に行なわれるGIチャンピオンズC(12月1日/中京・ダート1800m)の重要なステップレースでもあり、勝ち馬には優先出走権が与えられる。

 さて、例年であれば、超一線級の馬は、同時期に開催される地方交流重賞のJBCクラシック(ダート2000m)に向かうことが多いが、今年はやや特殊なコース形態の浦和競馬場が舞台とあって、それを嫌った陣営も少なくなかったようだ。

 その分、こちらに超一線級の馬が回ってきた。その1頭が、GIフェブラリーS(2月17日/東京・ダート1600m)の覇者インティ(牡5歳)だ。前走は、地方交流重賞の帝王賞(6月26日/大井・ダート2000m)で6着に敗れたが、実績はここでは断然の存在と言える。スポーツ報知の坂本達洋記者もこう語る。

「前走は、地方馬のマークがきつく、2番手からの厳しい競馬でした。さらに、初の2000m戦で少し距離が長かったなど、はっきりとした敗因がいくつか挙げられます。しかし今回は、2戦2勝の京都コース。この舞台は直線が平坦で、前が有利なスピード勝負になりやすく、あまり不安はないと思います」

 ただ、ひとつ気になる点がある。他馬とは2㎏以上の差がある斤量59㎏を背負うことだ。過去8回行なわれたみやこSでも、斤量59㎏で出走した馬は延べ2頭いるが、1頭は3着止まり。もう1頭は馬群に沈んでいる。

 また、斤量58㎏の馬でも、過去に勝ったことがあるのは1頭のみ。インティ自身、斤量57㎏までしか経験していないこともあって、今回未知なる斤量を背負わされることは、やはり大きな不安材料となる。

 とすれば、付け入る隙はゼロではない。前出の坂本記者も、その可能性がある1頭として、まずはノーヴァレンダ(牡3歳)を穴馬候補に挙げた。

「前を行く有力馬をマークして運ぶノーヴァレンダにとって、斤量54㎏が最後に生きてくると思います。ダート路線は息の長い馬が多く、勢力図が変わりにくいのですが、それを変えられるのが、新興勢力。そういう意味でも、3歳馬の伸びしろに注目しています。