2019.10.11

秋華賞の「激走」キーワードは2つ。
2勝クラスの勝ち馬と紫苑S組

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 どうしても春のクラシックで活躍した実力馬たちに目が行きがちだが、夏の”上がり馬”も侮れないということ。そして今年も、2勝クラスを勝ち上がって、秋華賞に参戦する馬がいる。

 エスポワールサトノダムゼルブランノワールの3頭である。しかも、いずれも連勝中と勢いに乗っている。

秋華賞で大駆けが期待されるエスポワール エスポワールとブランノワールは、1勝クラス(旧500万下)、2勝クラスと連勝。エスポワールは、前走のシンガポールターフクラブ賞(7月14日/中京・芝2000m)で、2着に4馬身差をつける圧勝劇を演じている。ブランノワールも、前走の夕月特別(9月21日/阪神・芝1800m)を難なく勝利。後続に3馬身差をつけての完勝だった。

 サトノダムゼルは、今年6月にデビュー。そこから破竹の3連勝を遂げて、大舞台に挑んできた。前走の白井特別(9月16日/中山・芝1800m)でも、粒ぞろいのメンバー相手に好位から抜け出して、鮮やかな勝利を飾った。

 3頭とも伸び盛りで、兄姉に活躍馬がいる良血馬。一発あっても不思議ではない。

 続いてチェックしておきたいのが、トライアルのGIII紫苑S(中山・芝2000m)組だ。

 秋華賞トライアルでは通常、王道と言えるGIIローズS(阪神・芝1800m)に実績馬が集う。その分、紫苑S組は、そのレースレベルが疑問視され、本番ではローズS組に比べて軽視されることが多い。

 しかし、最近ではその紫苑S組の奮闘が目立っている。

 たとえば、2016年には、紫苑S2着のヴィブロスが3番人気で優勝。そして、紫苑S5着のパールコード(4番人気)が2着に入った。

 その他、2014年には、紫苑S2着のショウナンパンドラ(3番人気)が戴冠。2017年には、紫苑S1着のディアドラが3番人気で覇権を手にしている。

 そこで、今年も紫苑S(9月7日)組に期待したい。とりわけ、同レースで連対を果たした1着パッシングスルーと、2着フェアリーポルカを、ここでは強く推したい。