2019.06.29

穴党記者からの提言。ラジオNIKKEI賞は
「斤量と血統を重視すべし」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitus
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 夏競馬が開幕する。オープニングを飾るのは、3歳馬によるGIIIラジオNIKKEI賞(6月30日/福島・芝1800m)だ。

 3歳馬の重賞というと、波乱の匂いがプンプンする。なにしろ今年は、牡牝混合の3歳重賞全17レースのうち、1番人気は2勝、2着3回、3着1回、着外11回と、かなり信頼度が低い。というか、”1番人気は馬券に絡まない”と決め打ちしてもいいぐらいの状況だ。

 そして、このラジオNIKKEI賞自体、ハンデの重い馬、つまり実績馬の成績が今ひとつ。1番人気も過去10年で2勝と、ひと筋縄では収まらないレースとなっている。そうした状況を踏まえて、日刊スポーツの木南友輔記者はこのレースの狙い目についてこう語る。

「3歳世代限定戦で唯一のハンデ戦。斤量57kgを背負わされた馬は厳しく、かといって、明らかに力の劣る軽ハンデの馬もなかなかこないんですよね。ですので、狙いは斤量54kg~56kgの馬だと思います」

 舞台が小回りの福島という点もポイントとなり、デイリー馬三郎の吉田順一記者は、コース適性のある血統について、こんな見解を示す。

「コーナー4つの小回りコースでは、必然的に各馬の仕掛けが早く、上がりがかかりやすくなるためか、切れるタイプより、スピード持続力のある血統が活躍しています。種牡馬で言えば、過去3年の福島・芝1800mでは、ハービンジャーやハーツクライ、メイショウサムソン、ステイゴールド、ヴィクトワールピサなどが上位を占めています」

 ただし、このラジオNIKKEI賞に限っては、過去10年でディープインパクト産駒が4勝、ディープインパクトの子となるディープブリランテ産駒1勝と、好成績を残している。馬券検討においては、その点も考慮する必要があるだろう。

 そこで吉田記者はまず、前走でオープン特別(リステッド競走)の白百合S(5月26日/京都・芝1800m)を勝ったレッドアネモス(牝3歳)に注目する。