大荒れの前哨戦→スプリングSも濃厚。今の中山好き3頭が波乱を生む (5ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

「この馬がデビューして3着だった新馬戦(1月12日/中山・芝1600m)は、勝ったザダルが続く500万下条件も勝って連勝。4着のフォルコメンも次走の未勝利戦を勝っているように、メンバーレベルの高いレースでした。この馬も続く未勝利戦(2月10日/東京・芝1600m)を完勝し、そのことを証明しました。

 その未勝利戦では、デビュー戦の出来からガラリと一変。レースぶりも早めにまくる形で、1頭だけ力が違うと思わせる内容でした。父が中山巧者のルーラーシップですから、東京から中山になるのはマイナスではないですし、距離が1ハロン伸びるのも問題ありません。1勝馬の中では、一番面白いと思いますよ」

 2歳王者のアドマイヤマーズも苦杯をなめ、激戦の3歳牡馬戦線。再び"大荒れ"となるのか。ここに挙げた3頭が、その波乱を演出することを期待したい。

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