過去の傾向+消去法→激走。ファルコンSは評価落ち2頭が狙い目だ

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 3歳馬のマイルGI、NHKマイルC(5月5日/東京・芝1600m)へのステップレースとなるGIIIファルコンS(中京・芝1400m)が3月16日に行なわれる。

 中京競馬場が改修されて、現在の条件となったのは2012年から。以降、同レースでは毎年のようにノーマークの伏兵たちが波乱を演出している。

 2012年には12番人気のレオンビスティーが、翌2013年には11番人気のカシノピカチュウが2着に入線。さらに、2014年には11番人気のアルマエルナトが3着に突っ込んできている。

 そして2015年には、なんと14番人気のタガノアザガルが大金星をゲット。2着に4番人気のアクティブミノル、3着に5番人気のヤマカツエースが入って、3連単は63万8950円の高配当となった。

 過去に穴を開けた馬たちを見ると、オープンや重賞を勝っている馬がその後のレースで敗戦。人気を徐々に落とすなか、ここで巻き返しを図って激走するパターンが多い。

 先述のレオンビスティーや、2017年に6番人気で3着となったメイソンジュニア、2018年に7番人気で2着と好走したアサクサゲンキなどの例がある。

 なお、穴馬とまではいかないものの、2015年に4番人気で2着となったアクティブミノル、2018年に5番人気で3着となったフロンティアも、それ以前に重賞勝ちがあった。直近のレースで振るわず、有力視されるまでには至らなかったが、このファルコンSで人気以上の結果を出して、力があることをあらためて示している。

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