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過去の傾向+消去法→激走。
ファルコンSは評価落ち2頭が狙い目だ (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ここで再度、過去の穴馬の傾向を見直してみると、こうしたパターンは500万条件を勝った馬にも当てはまることがわかる。要するに、オープンや重賞を勝った馬と同様、2勝目を挙げたあと、以降のオープンや重賞では結果を出せずに評価を落とした馬が、この舞台で波乱を起こしているケースが結構あるのだ。

 いい例になるのは、先にも触れたタガノアザガルや、2016年に9番人気で3着に入ったシゲルノコギリザメ。また、こちらも穴馬とは言えないが、2012年に4番人気で勝ったブライトライン、2015年に5番人気で3着となったヤマカツエース、そして2017年に3番人気で快勝したコウソクストレートはこれに近いタイプだ。

 こうした過去の穴馬たちには、共通点がもうひとつある。その多くが5戦以上の豊富なキャリアを持っていたということだ。

 整理すると、今年も穴馬として狙えるのは、キャリアが5戦以上あって、ここまでに500万条件、もしくはオープンや重賞を勝っている2勝馬で、近走で振るわずに人気を落としそうな馬、ということになる。

 そこで、こうした馬を今回のメンバーから探してみると、イッツクール(牡3歳)、ジャカランダシティ(牡3歳)、シングルアップ(牡3歳)、スタークォーツ(牝3歳)、ハッピーアワー(牡3歳)、ブリングイットオン(牝3歳)、ローゼンクリーガー(牝3歳)と、7頭の候補が浮かび上がる。

 さすがに、これら全頭を穴馬としては推せない。もう一度、過去の結果を見つめてみると、2012年以降、牝馬で3着以内に入った馬が1頭もいないことがわかる。上記7頭から牝馬3頭は外していいだろう。

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