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金鯱賞、ダノン推しの元ダービー
ジョッキーが妙に気にする、もう1頭 (2ページ目)

 その後は、長期休養。爪の不安ということのようですが、おそらく爪が伸び切るまでじっくり待っていたのでしょう。

 あとは、状態次第。中2週で本番の大阪杯を迎えるので、さすがに目いっぱいには仕上げてこないと思いますが、たとえ8分の出来でも圧勝できる器だと、個人的には思っています。

 正直、ここで負けてほしくないんですよねぇ......。同馬には、それほどの期待をかけています。

 陣営としても、期待しているからこそ、無理をせずに休ませたのだと思います。昨秋には一度トレセンには入っており、調教で時計を出していたことからも、"使おうと思えば使えた"可能性もありますが、ここまで復帰を延ばしたということは、それだけ万全を期したと考えたいですね。できれば、ここから破竹の連勝街道を再び突き進んでいってほしいです。

 ライバルと目されるのは、エアウィンザー(牡5歳)でしょうか。世間的な評価も、他のGI馬よりも高いようですね。

 実際、他馬を圧倒する勝ちっぷりを見せてきた昨秋からの連勝劇には目を見張るものがありました。とくに、前走・GIIIチャレンジC(2018年12月1日/阪神・芝2000m)の勝利には驚きました。ある程度流れた厳しいペースのなか、楽に好位で流れに乗って、終(しま)いも弾けて後続を3馬身も突き放しましたからね。

 まさに本格化を感じさせる内容で、良血の素質馬が開花した印象があります。確かに、休み明けのダノンプレミアムにしてみれば、かなりの強敵になるでしょうね。

 ただ、逆に言えば、そんな馬を返り討ちにしてこそ、本番が一段と楽しみになると言うもの。やはりそこまでの期待を、ダノンプレミアムにはしてしまいますね。

 とにかく、最大の注目はダノンプレミアムというレースですが、「ヒモ穴馬」にはアルアイン(牡5歳)を取り上げたいと思います。ここでは注目度の低いGI馬ですが、意外と人気の盲点になるのではないでしょうか。

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