穴党記者の意見が一致。弥生賞は中山向きの血を持つ2頭でウハウハだ (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 まだ1勝馬ではありますが、新馬戦(2018年10月20日/東京・芝2000m)では骨のあるメンバー相手に僅差の4着と奮闘。勝ったランフォザローゼスがのちに重賞で2着に入り、3着のサトノジェネシスもその後に2連勝を飾っている状況を踏まえれば、ますます食指が動かされます。

 何が何でも行く馬は見当たらず、ペースも淡々と流れそうですから、好位から早めに粘り込む形を期待したいです。馬券に絡んでくれば、かなりオイシイ配当が見込めると思いますよ」

 実はこのヴァンケドミンゴについては、太田記者も気になるという。

「前走の500万特別・葉牡丹賞(2018年12月1日/中山・芝2000m)では7着と案外の結果でしたが、同馬を管理する藤岡健一調教師によると『ソエや疲れがあった』そうで、本調子ではなかったようです。今回は(中山向きの)血統背景も見込んでの参戦。侮れない1頭です」

 東西の記者が挙げた2頭の穴馬が奇しくも一致。クラシック戦線を占う伝統の一戦において、この2頭が思わぬ大波乱を起こし、子どもや孫の進学・就職祝いにビッグな色を付けてくれるかもしれない。

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