激走パターンは3つ。日経新春杯でお年玉をくれそうな4頭を見つけた (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 明け4歳の同馬は、2走前に1000万下(2018年10月14日/京都・芝2200m)を勝って、続く1600万特別のオリオンS(12月9日/阪神・芝2400m)でも3着と奮闘した。

 ただ、あくまでも1600万下の条件馬で、ここは格上挑戦となる。おかげで、前評判では伏兵の1頭という扱いにすぎないが、ここ2戦の結果から2400m前後の距離が合っているのは明らか。過去に穴を開けた面々と同じく、軽ハンデを生かして上位進出を果たしてもおかしくない。

 3つ目のポイントとなるのは不確定要素が強いが、"4番人気の馬"だ。

 冒頭で1、2番人気の強さを記したが、実はこのレース、4番人気の好走例が非常に多い。過去10年で、2着に1回、3着に5回入っており、3着以内の総数では1番人気(計8回)に次ぐ、好成績を残している。

 今回は1番人気になる馬の予想さえ難しく、かなり人気は割れそう。その分、4番人気になる馬を絞り込むのは一段と難解を極めるが、ここではその候補として、アフリカンゴールド(牡4歳)を挙げたい。

 昨年の夏から秋にかけて500万下、1000万下と連勝を飾った同馬。その勢いに乗って、前走ではGI菊花賞(2018年10月21日/京都・芝3000m)に挑んだ。結果は12着に終わり、ここは再び格上挑戦となるが、レベルが高いと言われる明け4歳馬。しかも、同じ明け4歳の牡馬の中では、斤量52kgとハンデはもっとも恵まれた。

 今回と同じ京都・芝2400m戦での勝ち鞍もあり、当日のオッズで4番人気となれば、上位争いへの期待はますます膨らむ。

 新シーズンを迎えたばかりの中央競馬。まだ"初当たり"が出ていない人も、すでに馬券的中を果たした人も、ここに挙げた4頭に命運を託して、少し遅めの"ビッグなお年玉"を狙ってみてはどうだろうか。

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