激走パターンは3つ。日経新春杯で
お年玉をくれそうな4頭を見つけた

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 新年恒例の重賞、GII日経新春杯(京都・芝2400m)が1月13日に行なわれる。

 広々とした京都・外回りコースという舞台設定もあってか、過去10年の戦績を見てみると、人気の実力馬がしっかりと結果を出している。1番人気は3勝、2着4回、3着1回、着外2回。馬券圏内(3着以内)に入る確率は8割を誇り、2番人気も1番人気を上回る4勝を挙げていて、上位人気馬の信頼度が高いレースと言える。

 とはいえ、オイシイ配当にありつける年も少なくない。たとえば、2009年には、11番人気のテイエムプリキュアが勝利して、3連単は21万3570円の高配当となった。

 他にも、10番人気のカポーティスターが金星を挙げたり(2013年)、12番人気のレッドアゲートが3着に(2010年)、10番人気のフーラブライドが2着に(2015年)突っ込んできたりして、10番人気以下の伏兵が何度となく激走。馬連や3連単などで好配当をもたらしている。

 ならば、今年も人気薄馬の台頭を見込んで、高配当を狙いたい。そこで、過去10年の成績をあらためて振り返って、今回波乱を起こしそうな穴馬を探し出してみたい。

 日経新春杯においては、穴馬になりそうな要素が3つある。ひとつ目は、このレースで過去にも好走歴がある"リピーター"だ。

 先に触れた2009年の勝ち馬テイエムプリキュアは、その前年のレースでも12番人気で3着と健闘しており、2015年の2着馬フーラブライドも、前年のレースで3着だった。さらに、2015年に7番人気で3着となったアドマイヤフライトは、その前年にクビ差の2着と勝ち負けを演じていた。

 とすると、今年は2頭の馬に目がいく。ガンコ(牡6歳)とロードヴァンドール(牡6歳)だ。

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