2018.11.01

中央初開催のJBC3競走。
「アウェー」に臨む地方馬こそがオイシイ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by AFLO

 地方競馬で創設された「ダート競馬の祭典」JBC3競走(スプリント、クラシック、レディスクラシック)が、今年初めて中央競馬で行なわれる。開催日は11月4日。舞台は京都競馬場となる。

これまでは地方競馬場で行なわれてきたJBC競走 地方開催でありながら、もともと中央所属馬が圧倒的な強さを見せてきた同3競走。今回”アウェー”の舞台に臨む地方馬にとっては、ますます分が悪く、人気の面ではかなり軽視されそうだ。

 だが、”地方馬”というだけで、本当に軽んじていいものなのか。むしろ今回は、ここで激走しそうな地方馬を見つけ出すことこそ、高配当をゲットする近道と言えるのではないだろうか。

 そこで、3競走に挑む地方馬について、あらためて検証・分析し、大駆けが期待できる存在をあぶり出してみたい。

 まずは、JBCスプリント(京都・ダート1200m)。

 ダート1200mという設定のGIは、中央競馬にはない。その分、同舞台に特化した実力馬というのは中央の馬にも見当たらず、昨年のJBCスプリント(大井・ダート1200m)を制したニシケンモノノフ(牡7歳)も、その後は精彩を欠いており、確固たる”主役”は不在と言える。

 そうした状況のなか、地方から4頭が出走予定。なかでも注目は、昨年のこのレースでも5着と善戦した、船橋のキタサンミカヅキ(牡8歳)だ。目下3連勝中と勢いに乗っており、前哨戦のGII東京盃(10月10日/大井・ダート1200m)では、今回も名を連ねる中央のマテラスカイ(牡4歳)やネロ(牡7歳)らを一蹴している。