競馬のプロも頭を抱えて大混乱。ダービー直前「3歳牡馬ランキング」 (3ページ目)
2位は、前回3位だったブラストワンピース(父ハービンジャー)。皐月賞に出走しておらず、ハイレベルなメンバーとの対戦はないが、はたして......。
木南友輔氏(日刊スポーツ)
「皐月賞は、トライアル戦のスプリングS(3月18日/中山・芝1800m)2着馬が勝って、弥生賞4着馬が2着。先日のGI NHKマイルC(5月6日/東京・芝1600m)は、前哨戦のニュージーランドトロフィー(4月7日/中山・芝1600m)2着馬が勝って、毎日杯(3月24日/阪神・芝1800m)2着馬が2着。戦ってきた相手のレベルは微妙な評価になるんですが、これだけ混戦の世代ゆえ、新馬、ゆりかもめ賞(2月4日/東京・芝2400m)、毎日杯と3連勝してここまで無敗なのは、大きな魅力です。
昨年のオークス(東京・芝2400m)でモズカッチャンが2着となって、ハービンジャー産駒も3歳春には間に合うことがわかりました。とはいえ、毎日杯以来という"異色のローテーション"だけに、直前の気配をきちんとチェックすることが重要になります」
土屋真光氏
「ここまで3戦無敗。その3勝のレベルがどうかですが、毎日杯で破ったギベオンがNHKマイルCで僅差の2着。もう少し展開が向いていれば、押し切ることができた内容でした。そのギベオンがマイルよりも適距離とする毎日杯で、ブラストワンピースは同馬をほぼ相手にしない競馬で勝っていますから、かなりの力があると見ていいでしょう。
距離についても、2戦目のゆりかもめ賞ですでに経験済み。同レースでは4馬身差の完勝で余裕のあるレースぶりでしたから、さらに厳しいレースになっても十分に対応できそうです」
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