序列が激変、あの馬は急浮上。オークス直前の「3歳牝馬ランキング」 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 桜花賞、そしてオークスに向けての前哨戦の結果は、ランキングに大きな変動をもたらすこととなった。

 1位になったのは、桜花賞を制したアーモンドアイ。前回3位から9ポイント加算して、一気にトップへと躍り出た。この勢いのまま、二冠達成なるのか、注目である。

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「アーモンドアイは、レースを経るごとに自らのTF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)を大きく更新。桜花賞では1頭だけ次元の違うレースを見せて、過去6年で最高の数値を記録しました。

 それも、最内を回ったラッキーライラックが普段の年なら勝てるだけの高い指数を叩き出している一方で、アーモンドアイは4角で大外に出して、最後方から直線だけでコンマ3秒もぶっちぎったのですから、相当な価値があります。上がり33秒2をマークした末脚は、他馬より1秒も速く、文字どおり『他馬が止まって見える』レベルでしたね。

 父がマイルまでで強さを発揮したロードカナロアのため、オークスでは距離の壁が囁かれるでしょうが、母フサイチパンドラはエリザベス女王杯(京都・芝2200m)の勝ち馬で、オークスも2着。その血も引いていることを考えれば、問題ないと思います。

 そもそも桜花賞で、後方から進んでここまでの強さを見せた馬が、オークスで失速するとは考えられません。順調なら、オークスは負けられない――それぐらいの評価をしています」

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