大物オブセッションは「広いコースが好き」。ダービーで真価を発揮か (3ページ目)
スタッフに限らず、ルメール騎手もオブセッションに対する期待は大きいという。それは、同騎手の動向からもうかがえる。先述のトラックマンがその事情を明かす。
「ルメール騎手は、皐月賞で4着となって、すでにダービー出走を決めているステルヴィオともコンビを組んでいます。しかしながら、ダービーで同馬の鞍上を務める騎手はまだ発表されていません。
ルメール騎手はオブセッションの能力を相当高く買っているので、もしかすると、この馬でダービーに参戦するケースも考えているかもしれませんね」
ダービー出走のためには、まずは青葉賞で出走権(2着以内)を得ることが絶対条件となるが、そこで圧倒的なレースぶりを見せれば、トップジョッキーとのコンビで本番に向かう可能性は大いにあるだろう。
弥生賞での挫折を経て、再びクラシックを目指すオブセッション。世代の頂点を決めるひのき舞台へ向けて、そのポテンシャルを今度こそ存分に発揮できるのか。改めて、この馬の走りに注目したい。
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