2018.04.10

安藤勝己はあの馬を切った。
皐月賞、ダービーを読む「3歳牡馬番付」

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 最後に、弥生賞2着のワグネリアン(牡3歳/父ディープインパクト)と、GIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)の勝ち馬タイムフライヤー(牡3歳/父ハーツクライ)についても少し触れておこう。

 正直、どちらも完成し切っていて、これ以上”奥”があるとは思えない。

 ワグネリアンは切れ味だけはあるというタイプで、中山は明らかに不向き。ダービーがスローのヨーイドンという瞬発力勝負になったときだけ、わずかにチャンスが巡ってくるかもしれない。

 タイムフライヤーは、前走の若葉S(3月17日/阪神・芝2000m)がさっぱりだった。メンバーがかなり弱かったにもかかわらず、見せ場なく5着敗戦。能力が一枚落ちると思う。

安藤勝己(あんどう・かつみ)
1960年3月28日生まれ。愛知県出身。2003年、地方競馬・笠松競馬場から中央競馬(JRA)に移籍。鮮やかな手綱さばきでファンを魅了し、「アンカツ」の愛称で親しまれた。キングカメハメハをはじめ、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、ブエナビスタなど、多くの名馬にも騎乗。数々のビッグタイトルを手にした。2013年1月31日、現役を引退。騎手生活通算4464勝、うちJRA通算1111勝(GI=22勝)。現在は競馬評論家として精力的に活動している。

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