フェブラリーSこそ「大物穴馬」の出番。この3頭が勝つ気マンマンだ (3ページ目)

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 しかし、地方交流GIの激走も「手薄なメンバーによる結果」と見られたのか、その戦績はあまり評価されなかった。加えて、中距離戦からの距離短縮が嫌われて、ともに伏兵扱いにとどまっていたが、中央であれ、地方であれ、ダートGI戦で好走してきた実力は本物だったのだ。

 そこで今回も、同じローテーションで結果を出してきた馬がいないか探してみると、2頭いた。

 ケイティブレイブ(牡5歳)と、サウンドトゥルー(せん8歳)である。より惹(ひ)かれるのは、2走前の東京大賞典(12月29日)で3着、前走の川崎記念(1月31日)で1着と、上り調子のケイティブレイブだ。

 同馬も、地方交流GIの結果は高く評価されず、距離短縮が懸念されて、1、2を争うような上位人気にはなりそうもない。だが、過去の例からして、無視するのは禁物。昨年末のGIチャンピオンズC(12月3日/中京・ダート1800m)でも4着に奮闘したことを思えば、一発あってもおかしくない。

 最後に取り上げたいのは、過去のGI勝ち馬である。

 中央、地方を問わず、GI実績のある馬は、それだけ高い実力を秘めているということ。フェブラリーSでも、人気を落としたGI馬が改めて力を示して穴を開けることが多々ある。

 ここまでに名前が挙がったブルーコンコルド、エスポワールシチー、サクセスブロッケン、ワンダーアキュート、そして冒頭で紹介したテスタマッタと、ほとんどの馬が中央、地方、どちらかのGIを過去に制した実績を持っていた。

 とすれば、GIの勲章を持ちながら、さほど人気を得られそうもない馬は絶好の狙い目となる。

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