フェブラリーSこそ「大物穴馬」の出番。この3頭が勝つ気マンマンだ (2ページ目)

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  • photo by Kyodo News

 ともにそれだけの実績がありながら、8歳という年齢を迎えて人気を落としたが、相性のいい舞台で再び底力を見せつけたのである。

 そして今年も、輝かしい実績を持つ8歳馬がいる。ベストウォーリア(牡8歳)だ。

 同馬も、2014年から4年連続でフェブラリーSに出走。最初は13着と大敗したものの、以降は3着、4着と善戦し、ついに昨年のレースでは2着と結果を出した。

 ただ、直近のレースでは、3走前の地方交流GIマイルCS南部杯(10月9日/盛岡・ダート1600m)で6着、GIII武蔵野S(11月11日/東京・ダート1600m)が7着、前走のGIII根岸S(1月28日/東京・ダート1400m)もフレグモーネ(皮膚の化膿)により、レース直前に出走を取り消した。

 こうした現状と、8歳という年齢が嫌われて今回は人気落ち必至だが、前述のブルーコンコルドやエスポワールシチーも、直近のレースでは振るわなかったものの、フェブラリーSで巻き返した。実績のある"ベテラン"を侮ってはいけない。

 続いて目にとまったのは、地方交流重賞で善戦してきた馬だ。それも、交流GI東京大賞典(大井・ダート2000m)→交流GI川崎記念(川崎・ダート2100m)というローテーションを経て、フェブラリーSを迎えた馬である。

 その例となるのが、冒頭で触れた2009年のサクセスブロッケンと、2013年に7番人気で3着と穴を開けたワンダーアキュート。前者は東京大賞典で3着、川崎記念でも3着と健闘し、後者も東京大賞典で3着、川崎記念で2着と好走してきてフェブラリーSに臨んだ。

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