「怪物」の娘たちが大激戦。2歳牝馬ランキングに早くも緊急事態発生 (4ページ目)

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  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 3位は、アルテミスSの勝ち馬ラッキーライラック。2位ベルーガとはわずか1ポイント差だった。

木南氏
「新馬戦は(レースで)遊びながらの楽勝。しかも、2、3着馬も美浦での評価が高い馬だったので、かなりの能力の高さを感じました。

 アルテミスSでは、緩めの馬場で派手なパフォーマンスは見せられませんでしたが、先頭に立つまでの脚は抜群でした。3戦目となる次戦の阪神JFでどんな競馬を見せるのか、楽しみです。右回りに変わる点、阪神競馬場、これらをクリアすれば、来年の桜花賞の有力馬になるでしょう」

本誌競馬班
「アルテミスSの勝利を素直に評価。安定感のある競馬から、センスの高さを感じます」

 4位は、ともに500万特別を勝ち上がった2勝馬のシグナライズ(父フランケル)と、リリーノーブル(父ルーラーシップ)の2頭がランクイン。前者はひとつ上の世代でも話題になったフランケル産駒で、後者はまだまだ成長が見込めるルーラーシップ産駒。それぞれ、今後の躍進が期待できる存在だ。

吉田氏
「シグナライズは、レースを使うごとに操縦性が増しています。未勝利勝ちから中1週で、距離を1ハロン短縮して『絶対に落とせない』という意識で挑んだ秋明菊賞(11月19日/京都・芝1400m)では、勝負どころでのうなりっぷりが強烈でした。直線に入ってからも、迫力十分の豪快な末脚を披露。あっさり突き抜けた内容は秀逸でした。

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