名手モレイラが魔法。マウントロブソンが札幌記念で「大化け」する (3ページ目)

 さて、今回の「ヒモ穴馬」ですが、何と言っても鞍上が魅力の、マウントロブソン(牡4歳)を取り上げたいと思います。

名手モレイラ騎手騎乗で注目のマウントロブソン名手モレイラ騎手騎乗で注目のマウントロブソン その鞍上は、世界的な名手のモレイラ騎手。おそらく、当初は同じ堀宣行厩舎の管理馬であるネオリアリズムに騎乗する予定だったと思います。それが、直前に回避することになって、マウントロブソンへのスライド騎乗となったのでしょうが、同馬にとっては願ってもないことです。

 というのも、この牝系の特質なのか、マウントロブソンは少し難しいところを持ち合わせています。加えて、器用な脚がなく、不利などを食らうと、その影響をもろに受けるタイプです。それだけに、世界のトップジョッキーが手綱を取るのは、普通の馬が乗り替わる以上に、大きなプラスになると思います。

 昨年のクラシック三冠にすべて出走し、皐月賞6着、ダービー7着、菊花賞7着。その結果は、エアスピネルには及びませんが、すべて勝ち馬から1秒以内と、大敗せずにひと桁着順にとどまったことは評価できます。

 能力的には決して低くないと思いますし、こういうタイプは成長すると大化けすることがあるんですよね。今回はもちろんのこと、秋の大舞台に向けても楽しみな1頭です。

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