怪物オルフェ産駒の超期待馬、シンハラージャは「スピードが出すぎ」 (3ページ目)
なお、馬体については、伊藤氏はこんなコメントを残している。
「実際に馬を見ると、(馬体重ほど)小さく見えないんですよね。パーツはすごくしっかりしていて、お腹もどっしりしています。写真だと大きく見えるくらいで、細いといった印象はまったくありません。気性はオンオフがはっきりしていて、その辺りからは父の雰囲気を感じます」
軽量であっても、シンハラージャはそれだけ体のつくりがしっかりしているのだろう。
考えてみれば、オルフェーヴルも450kg~460kg台でレースに出ることが多く、牡馬としては決して大きなタイプではなかった。それでも、見た目の迫力は相当なものだった。シンハラージャもそうした雰囲気をかもし出しているとなれば、実戦でも父と同じように圧巻のパフォーマンスを見せてくれるかもしれない。
秋以降のデビューを見据えてじっくりと調整されているシンハラージャ。注目の新種牡馬が送り出す"超良血"の動向は、今後もつぶさにチェックしていきたい。
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