2017.04.29

香港QE2杯は日本馬じゃなく、
地元馬ワーザー狙いでウハウハ稼げ!

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 伝統の長距離GI天皇賞・春がゴールして約2時間後(現地時間同日午後16時35分)、香港シャティン競馬場でGIクイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)が行なわれる。今年は日本からの出走はネオリアリズム(牡6歳/父ネオユニヴァース、堀宣行厩舎)の1頭のみで、全体でも8頭立てとやや寂しい頭数となったが、先月のドバイワールドカップミーティングと同じく日本でも馬券が発売され、この日の中央競馬開催が終わってすぐの時間帯とあって、注目必至のレースだ。

 日本調教馬にとって、過去に同じシャティンでの2000mのGIレースでは、昨年末や一昨年の香港カップのモーリスやエイシンヒカリをはじめ6勝を挙げており、好相性のコースとされている。ネオリアリズムはこれに続くことができるか、また、馬券的な妙味はどこにあるのか、掘り下げてみたい。

現地に着いてからも順調のネオリアリズム

 まず、日本から参戦のネオリアリズムは、香港は昨年末のGI香港マイル(2016年12月11日/シャティン・芝1600m)に続く2度目の遠征となる。その前走のGIマイルチャンピオンシップ(2016年11月20日/京都・芝1600m)3着と、このところ競走成績からマイラー志向に見えるが、これまでの全7勝のうち4勝を芝2000mで挙げており、ネオリアリズムにとって最も得意とする距離と言える。昨年のGII札幌記念(2016年8月21日/札幌・芝2000m)では僚馬モーリスを破る金星を挙げたことは記憶に新しい。