新設GI・大阪杯。「ぶっつけ参戦」のキタサンブラックに隙はないか

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 4月2日は新設GI・大阪杯(阪神・芝2000m)が行なわれる。過去にトウカイテイオー(1992年)、メジロマックイーン(1993年)、メイショウサムソン(2007年)、オルフェーヴル(2013年)など多くの名馬が勝ち馬に名を連ねる伝統のGIIレースが、今年からGIへとグレードアップした。

 このレースは馬場改修がなされた2006年以降、ずっと変わらず阪神の芝2000mで、同時期に行なわれており、レース傾向はGII時代と同様に考えてよさそうだ。

 今回は昨年の年度代表馬で、ここを今季初戦に選んだキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)に焦点を当てて分析してみよう。

有馬記念以来の出走となるキタサンブラック有馬記念以来の出走となるキタサンブラック

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