超豪華メンバーのダービーにも、過去に学ぶ「穴馬2頭」が見つかった! (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 まずは、今年と同様、皐月賞で伏兵馬が勝った場合である。過去10年を振り返ってみると、2006年、2007年、そして2008年のダービーがそれにあたる。その3年の結果は以下のとおりである。

◆2006年ダービー

(※皐月賞は6番人気メイショウサムソンが勝利)
1着=メイショウサムソン(1番人気)
2着=アドマイヤメイン(4番人気)
3着=ドリームパスポート(7番人気)

◆2007年ダービー
(※皐月賞は7番人気ヴィクトリーが勝利)
1着=ウオッカ(3番人気)
2着=アサクサキングス(14番人気)
3着=アドマイヤオーラ(4番人気)

◆2008年ダービー

(※皐月賞は7番人気キャプテントゥーレが勝利)
1着=ディープスカイ(1番人気)
2着=スマイルジャック(12番人気)
3着=ブラックシェル(6番人気)

 上記3年のうち、2007年は牝馬のウオッカが優勝、2008年は皐月賞馬のキャプテントゥーレが不出走。今年とはやや状況が異なるため、2006年を参考にしたい。

 この年、皐月賞では"伏兵"だったメイショウサムソンが、ダービーでは1番人気に応えて勝利。堂々と二冠を達成した。2着は、トライアルのGII青葉賞(東京・芝2400m)を制したアドマイヤメイン。ここまでは、上位人気馬による順当な結果と言える。

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