2016.05.02

オークスで姉たちの雪辱を。先行策が光るエンジェルフェイス

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

2016年クラシック候補たち
第12回:エンジェルフェイス

 3歳牝馬クラシック第1弾のGI桜花賞(4月10日/阪神・芝1600m)は、ジュエラー(牝3歳)が接戦をモノにした。続く第2弾、GIオークス(東京・芝2400m)は5月22日に開催される。

 今年、そのオークスに向かう面々の中に、姉たちが果たせなかった”夢”をつかむべく牝馬クラシック制覇を狙う馬がいる。エンジェルフェイス(牝3歳/父キングカメハメハ)である。

オークスに向けて万全の準備を整えているエンジェルフェイス 彼女は、重賞勝ち馬となった2頭の姉を持つ。2007年生まれのレディアルバローザ(父キングカメハメハ)と、2009年生まれのキャトルフィーユ(父ディープインパクト)だ。

 レディアルバローザは、2011年、2012年とGIII中山牝馬S(中山・芝1800m※2011年は阪神開催)を連覇。2011年にはGIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)で3着と健闘した。

 キャトルフィーユは、GIIIクイーンS(札幌・芝1800m)の勝ち馬で、重賞レースの常連だった。愛知杯(中京・芝2000m)や中山牝馬Sなど、2着に好走した経験が4度もある。

 この2頭は、いずれも牝馬クラシックにも挑戦している。レディアルバローザは、2010年の桜花賞に出走し11着だった。キャトルフィーユは、2012年のオークスに挑んで14着に終わった。

 それぞれ、結果は振るわなかったものの、クラシックは出るだけでも困難な舞台。そうした経験を持つ姉がいることは、その血筋の強さの証明であり、エンジェルフェイスにとっては心強い限りだ。