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【競馬】13冠の仔。ケイブルグラムは姉ルージュバックを超えるか (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 姉のルージュバックは、牝馬らしい450kg前後の馬体重だが、弟は牡馬ということもあり、500kgを優に超える大きな体の持ち主。その辺りからは、姉と違った力強さが期待できそうだ。

 なお、ルージュバックの父はマンハッタンカフェだったが、ケイブルグラムはディープインパクトに代わった。その点について、高見氏はこんな印象を口にした。

「ケイブルグラムは、走り出すとしなやかで、跳びも大きいんですよね。父ディープインパクトのよさが出ているように感じます。レースに行っても、ディープインパクト産駒らしく、じっくり溜めれば最後にキレるタイプなのではないでしょうか」

 父ディープインパクトは、2005年のクラシック三冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)を合わせ、GI7勝の実績を残した名馬。そして、ケイブルグラムの母ジンジャーパンチは、アメリカのGIを6勝した名牝である。血統だけを見ても、世代屈指の存在と言えるだろう。

 高見氏のコメントどおり、ケイブルグラムは秋以降のデビューを予定している。もちろん目指すは、翌年の3歳クラシック制覇。はたして、姉以上の活躍を見せることができるのか、陣営やファンの期待は高まるばかりだ。

【連載】厳選!2歳馬情報局(2015年版)はこちら>


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