2015.08.24

【競馬】13冠の仔。ケイブルグラムは姉ルージュバックを超えるか

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2015年版)
第13回:ケイブルグラム

 2015年の3歳牝馬クラシック戦線において、大きな注目を集めたルージュバック(牝3歳/父マンハッタンカフェ)。同馬は、牡馬を相手にデビューから破竹の3連勝を飾ると、クラシック戦線の確固たる「主役」として浮上した。3連勝中には、芝のレースとなって以来、牝馬として初めてGIIIきさらぎ賞(京都・芝1800m)を制すという快挙も成し遂げた。

 3戦全勝で春のクラシックに臨んだルージュバックだったが、その舞台では涙をのんだ。一冠目となるGI桜花賞(阪神・芝1600m)は、スローペースに泣いて9着と大敗。リベンジを誓った二冠目のGIオークス(東京・芝2400m)でも、積極策を見せて奮闘したものの、惜しくも2着に敗れて栄冠獲得には至らなかった。

 とはいえ、ルージュバックの実力が世代トップクラスだったことは間違いない。そして、この姉の活躍により、ルージュバックの弟に対する注目も高まっている。今年デビューを控えるケイブルグラム(牡2歳/父ディープインパクト)である。

今春の牝馬クラシックを沸かせたルージュバックの半弟ケイブルグラム。 姉が活躍する中、デビューへ向けた育成を行なってきたケイブルグラム。担当したノーザンファーム空港牧場の高見優也氏は、春の取材において、同馬の印象をこう語っていた。

「(ケイブルグラムは)こちらの牧場に来るのが少し遅かったのですが、来てからは順調にメニューを消化してきました。最初のときから『いい馬だ』と思いましたし、馬体のサイズも大きくていい感じですね。(デビューへ向けた移動は)夏を越えてからになるでしょう」