【競馬】桜花賞1、2着馬は2400mのオークスでも好走できる (3ページ目)
桜花賞2番人気10着のココロノアイも、オークスで巻き返しが見込める血統馬だ。ステイゴールド×デインヒルはGI天皇賞・春2連覇(2013,、2014年)のフェノーメノと同じ。GI宝塚記念(2010年)の勝ち馬で、仏GI凱旋門賞2着のナカヤマフェスタも祖母の父がデインヒルとなる血脈だ。3代母マックスビューティはオークス、桜花賞を勝った2冠牝馬。祖母マックスジョリーも桜花賞、オークスでいずれも3着に入った実力馬だった。祖母の父リアルシャダイのスタミナも入り、血統的にはオークスの2400mがベストだろう。
新興勢力では、GIIフローラS(4月東京・芝2000m)を勝ったシングウィズジョイに注目。母シングライクバードはフラワーC3着で、3代母フリートークはクイーンSなど重賞2勝を挙げ、桜花賞3着、オークス4着に入った実力馬だった。近親にはムッシュシェクル(GII阪神大賞典)、シクレノンシェリフ(GIII毎日杯)などの中長距離タイプが多く出ている。母はシンボリクリスエスとリアルシャダイの組み合わせのRobertoクロスを持つスタミナ配合。その母に父マンハッタンカフェの瞬発力が加わり、400mの距離延長はさらに有利に働きそうだ。
2歳時には牡馬相手の野路菊S(2014年9月20日/阪神・芝1800m)でダノンメジャーの2着に入り、距離不足のクイーンC(2月14日/東京・芝1600m)でも6着と敗れたが、勝ち馬から0秒3差と大敗はしなかった。実績も十分で、ここに入っても格負けはしないはずだ。
以上、オークスは桜花賞1、2着馬を中心に、ルージュバック、ココロノアイ、シングウィズジョイの走りに注目したい。
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