【競馬】名門・松田博資厩舎の「秘蔵っ娘」、まもなく出陣 (2ページ目)
ライトファンタジアは、12月中旬にゲート試験を合格。これからデビューへ向けてピッチを上げていくところで、初戦は年末から年明けになる見込みが強いようだ。先述のトラックマンが、現状の調整過程を語る。
「ゲート試験が受かったばかりの段階ですが、牧場でもかなりトレーニングを積んできたようで、デビューまでにそれほど時間はかからないかもしれません。血統からして、初戦からいきなり強さを見せるタイプではなさそうですが、長期的には楽しみな馬ではないでしょうか」
兄アドマイヤモナークは、2歳の10月にデビューしたものの、初勝利を挙げたのは3歳の9月だった。それから徐々にクラスを上げていった晩成タイプで、重賞2勝を挙げたのは同馬が7歳のとき。兄の成長曲線を考えれば、ライトファンタジアについても長い目で見たほうが良さそうだ。
それでも、早い段階で勝ち星を挙げることができれば、東京・芝2400mを舞台とするオークスで面白い存在になりそう。名調教師のもと、ライトファンタジアは兄以上の活躍を見せることができるのか。来たる初戦に向けて、態勢を整えていく。
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