【競馬】アルゼンチン共和国杯、穴は「変身」クリールカイザー (2ページ目)

 おそらく、ここを使ってからは、ジャパンカップ(11月30日)、有馬記念(12月28日/中山・芝2500m)という王道路線を描いていると思います。それには、ここを勝って(出走を確定させるだけの)賞金を何としても加算しておきたいところ。鞍上も、この馬と最も手が合うと思われる田辺裕信騎手に戻りますし、今回はすっきりとした勝利を期待したいですね。

以前に比べて、競馬の安定感が増したクリールカイザー。以前に比べて、競馬の安定感が増したクリールカイザー。 さて、今回の「ヒモ穴馬」には、休み明けからすでに2戦を消化し、成長した姿を見せているクリールカイザー(牡5歳)を取り上げたいと思います。

 同馬は、2歳の秋(2011年11月)にデビューして、ここまでの3年間で通算26走しています。特別多いわけではありませんが、大きな怪我もなく、順調に使われてきたことに好感が持てます。

 そんなクリールカイザーですが、以前は少し気性的にうるさいところがあって、折り合いが難しいタイプに見えました。折り合うことができれば、最後にすごい脚を使いますが、かかってしまうと、もう馬任せ。制御が利かないイメージがありました。

 それが今年、そのイメージを払拭する競馬を見せるようになってきました。スムーズに折り合いがつくようになったのです。おそらく、年齢を重ねるとともに、気性の変化があったのでしょう。

 ただ、折り合いがつくようになった分、やや決め手を欠くようになった気がしました。そこで、3走前からチークピーシーズ(※)を着用してきましたね。その効果があってか、走りが安定し、再び持ち味となる末脚が戻ってきました。好位からいい脚を繰り出せば、ここでもチャンスは十分にあると思います。

※矯正馬具のひとつ。頭絡(とうらく/手綱につながっている、馬の頭部に取りつけられた革ヒモ製の馬具)の頬革(ほおがわ)に着けるボア状のもの。

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