2014.11.04

【競馬】世界が注目! 欧州「名家」出身のディープ産駒

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局
第17回:タッチングスピーチ

 今や、世界中からさまざまな血統のサラブレッドが集結している日本競馬。そんな中、ヨーロッパの競馬ファンも熱い視線を送る良血馬が、デビューを間近に控えている。栗東トレーニングセンター(滋賀県)の石坂正厩舎に所属する、タッチングスピーチ(牝2歳/父ディープインパクト)だ。

世界有数な血筋を継いでいるタッチングスピーチ。 タッチングスピーチの母は、リッスン(父サドラーズウェルズ)。2007年にイギリスの2歳GIフィリーズマイル(芝約1600m)を制した血統馬である。また、リッスンの姉であるセコイヤ(父サドラーズウェルズ)も、アイルランドのGIを制覇。その産駒からは、ヨーロッパのGIを4勝したヘンリーザナビゲーター(父キングマンボ)が出ている。つまり、タッチングスピーチは、ヨーロッパを代表する"名家"の出身なのだ。

 この血統がいかに注目されているか、それを知る出来事が今夏のセレクトセールであった。

 日本最大級の競走馬セリ市であるセレクトセールには、毎年、各牧場の良血馬が登場する。そこに今年は、タッチングスピーチの弟(父ディープインパクト)が上場された。そして、この若駒についた落札額が、なんと2億6000万円だったのだ。落札者は、カタールのシェイク・ファハド殿下。改めて、この血統の世界的価値を認識させた。