米ツアーに挑む西村優菜の決意表明「出場が確定していなくても現地へ。リシャッフルでの『万が一』は考えていない」

  • 柳川悠二●取材・構成 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

西村優菜インタビュー(後編)

女子ツアーを席巻する「ミレニアム世代」の代表格のひとりである西村優菜。今季から米ツアーに挑む彼女が、その覚悟のほどを語った――。

◆西村優菜が米ツアー挑戦を決めたわけ>>

この記事に関連する写真を見る――米ツアー参戦を表明した今季、このオフはどこかで合宿などを行なっていたのでしょうか。

「1月は宮崎で、コースには出ず、ひたすらボールを打ち込む日々を過ごしていました。そして、2月の頭から2週間、グアムで合宿を実施しました。午前中は練習して、お昼からラウンドしていました」

――午前中にみっちり練習して、午後にラウンドするというのは、かなりハードなスケジュールだったのではないですか。

「(グアム合宿は)所属先(スターツ)のゴルフ場だったので、いろいろ融通を利かせてもらって、ラウンドもひとりで回るので、そこまでハードな感じではなかったですよ。いい環境で、たくさん練習をさせてもらいました。濃密な時間を過ごせたと思います」

――アメリカに渡る前に、国内ツアーの開幕戦であるダイキンオーキッドレディスの出場が決まっています。その後のスケジュールはどうなっていますか。

「ダイキンオーキッドレディスのあと、2戦目の明治安田生命レディス ヨコハマタイヤにも出場します。その翌週に渡米予定です。

 渡米後は、ドライブオン選手権、DIOインプラントLAオープンと米ツアーの2大会に出場すべくエントリーはしているんですけど、まだ出場が確定しているわけではありません。それでも、現地に行って(出場の機会を)待ちます」

――5月末の第1回リシャッフル(リランキング)までに、何試合ぐらい出場できるのでしょうか。

「4試合か、出れても5試合だと思います」

――その限られた試合でどれぐらいの結果を残せば、リシャッフル後に出場できる試合数が拡大するのでしょうか。

「どれぐらいのポイントを得なければならないのか、私もはっきりとはわかっていないんですけど、Qシリーズの選手のなかでリシャッフルされるので、そこで今の順位(24位)より上に行って、20位以内に入れれば、だいぶ本戦に出場しやすくなると思います。

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