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女子ゴルフ・菅沼菜々、アイドル好きな素顔。自身も「注目されることで、力を出すことができる」 (3ページ目)

  • 柳川悠二●取材・構成 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

――菅沼プロは以前、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の公式インスタグラムで、プロゴルファー以外になってみたい職業として「アイドル」と公言し、大きな反響がありました。

「ごめんなさい! そんなこと言っちゃって(苦笑)」

――ご自身の性格を「ぶりっこ」だと自ら言うのも珍しいケースだなと思いました。

「へへへ(笑)。素はぶりっこじゃないかもしれないですよ、作っているので(笑)」

――「作っている」というのは、菅沼プロなりのアイドル像を演じている、ということでしょうか。

「はい(笑)。私自身、舞台などでキラキラしているアイドルが好きなんです。乃木坂46が好きで、ツアーの合間やオフにはライブにも足を運んでいます。そういう憧れもあってか、"作っている"部分もあるかもしれません(笑)。

 そんなアイドルと同じように、プロゴルファーも優勝争いに絡んだりすれば、カメラマンさんやギャラリーの方も集まってきて、自分のことを見て、声援を送ってくれる人が増える。そうやって注目されることで、私はまた、力を出すことができます」

――まさに芝生の上のアイドルを、自ら演じている側面もあるのでしょうか。

「つまらないボギーを叩いてしまった時も、ファンの方の声援にはきちんと笑顔で応えるようにしています......というか、してはいるんですけど、本当につまらないミスをした時は、内面ではイライラして大変なことになっています(苦笑)。

 でも、ギャラリーの方も"推しメン"を見ているわけだから、推しが怒っている姿なんて見たくないと思うんですよ。だから、なるべく次の一打までにイライラを収めようとは努力しています」

――オフの日は何をしていることが多いですか。

「買い物に行くのは好きです。あっ、それと物件を見るのが好きです」

――物件? ですか。

「マンションとか、一戸建てとか、住宅展示場を見て歩くのが好きなんです。雑誌などで、マンションの間取りを眺めて過ごすのも好き。部屋の広さの単位とかは詳しくないんですけど、いろいろな間取りを見ながら、たまに『将来はこんな家に住みたいな』とか考えたりして。それが、いい気分転換になっているかもしれません」

――現在のツアーでは、菅沼プロよりも若い選手たちが続々とデビューし、勝利を挙げています。ご自身の立ち位置をどう考えていますか。

「まだまだ私だって、若いですよ!(笑)。でもほんと、自分の年齢はあまり気にしていません。初優勝まで時間がかかった選手でも、強い選手はたくさんいます。だから、早く勝ちたいからといって、焦りはあまりないんです」

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