【木村和久連載】コンペ処世術。来年こそは大いに楽しむために... (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 このアイデアは、多くのゴルフ場が開催しているオープンコンペから拝借したものです。オープンコンペだと、まったく知り合いがいなかったりして、パーティーや表彰式に参加してもつまらなかったりするじゃないですか。それで最近は、ハーフのみで成績を集計。ラウンドが終わった時には成績が出ていて、パーティーなどなく、各自賞品をもらって帰っていくシステムが主流になっています。

 今後は一般のコンペでも、こうしたスタイルが流行ると見ているのですが、どうでしょうかね?

コロナ禍ではコンペのスタイルも様変わりしそうですね...。illustration by Hattori Motonobuコロナ禍ではコンペのスタイルも様変わりしそうですね...。illustration by Hattori Motonobu さて、ここからは正統派のコンペのお話です。

 ゴルフコンペって、多くは新ペリアで成績を計算しますから、さほどがんばらなくても、上位入賞の可能性があるんですよね。今はゴルフ好きが集まって、ワイワイやるのが楽しいので、ゴルフの腕前は二の次、というのが多いです。

 でも、今年はそうした機会がなく、「さあ、来年はコンペに呼ばれたら、必ず行くぞぉ~!」と思っている方が多いと思います。そこで、どんなタイプのコンペがあるのか、そこではどう楽しんだらいいのか、少し考えてみたいと思います。

(1)正統派"コンペ御政道"
 芸能人やスポーツ選手が集まる派手なコンペって、昔はたくさんありましたよね。まずは、そんなコンペの話から。

「業界のデカいコンペがあるらしいぞ」といった話が出回ると、有象無象&魑魅魍魎が大挙、馳せ参じます。というのも、名前のある芸能人やスポーツ選手と仲よくなりたがる、お金持ち社長がたくさんいるからです。

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