【木村和久連載】ゴルフのコストカット。そこには涙ぐましい姿がある (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 というわけで、令和の現在、プレー料金が安いに越したことはありません。けど、呼ばれるコンペでは、それなりのコースで開催されることがあります。そういう場合は、常識の範囲内の料金であれば参加します。

 もちろん、プライベートではなるべく安い平日にラウンドをして、1万円を切るのがおおよその目安です。

(6)スコア
 アマチュアゴルファーの究極のこだわりは、スコアです。やっぱり、3回連続100オーバーだったら、すごくへこむでしょ。そのまま大叩きを続けることが、大いなるお金と時間の無駄です。コストを考えたら、スランプは解消するしかありません。

 10年前、突然の大スランプに見舞われたことがありました。その時は、週3回ぐらいのペースで2週間ほど練習場に通って、スイングを調整しました。最初は、打っても、打ってもヒール球ばかり。練習場に通い出して3回目ぐらいで、ようやく従来のような当たりが出始めましたかね。

 それ以来、スランプは来ていません。また、いつか来ると思いますが、とりあえず100をコンスタントに切っていれば、ゴルフは楽しい、ということです。

 ゴルフに対しての向上心もさほどないですが、無駄なラウンドもしたくない――そういう心境です。

(7)メンバー加入
 個人的には15年間、ふたつのコースに在籍して、クラブ競技にも出て、優勝もしました。競技生活としては、燃え尽きた部分があります。

 もし遊ぶお金が余っているなら、どこぞのメンバーになって、ふらりとコースに通う生活もいいかな、と思ったりしますが、新型コロナウイルスで大騒ぎしている今年、来年あたりまでは、その考えはまったくありません。

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